三つの理念
(一)
限りある生命の、その限りの短さを知らされた人が、
静かに自身を見つめ、また見守られる場である。
(二)
利用者本人の願いを軸に看取りと医療が行なわれる場である。
そのために十分な医療行為が可能な医療機関に直結している必要がある。
(三)
願われた生命の尊さに気づかされた人が集う、
仏教を基礎とした小さな共同体である
(ただし利用者本人やそのご家族がいかなる信仰をもたれていても自由である)。
一つの基本姿勢
ビハーラの活動は
仏教の特定な一宗一派の教義に偏ったものではなく、
超宗派の活動である。
【更新情報】
2024/12/26 トップページ / 「新年に向けて」 追加
2024/12/20 掲示板 / 第67回「JIN-仁-アカデミア」(zoom)のご案内 追加
2024/10/21 掲示板 / 第65回「JIN-仁-アカデミア」(zoom)のご案内 追加
新年に向けて
「師走(しわす)」は、旧暦で12月を指す日本の古い呼び名です。
師走と言う呼び方にはいくつか由来があり、年末はお坊さん(師)が忙しくなり、お経をあげるために走り回るほど忙しいことから来ていると言われていたり。年果つ(としはつ)が「しわす」に転じたという説です。また、物事の終わりの終わり「し(為す、する)」+「はつ(果つ)」の組み合わせで、「物事を終わらせる月」という意味だとも言われています。
我々仏教徒の過ごし方としては年末は、仏壇の掃除をし一年無事過ごせたことをご先祖様に報告、感謝。また、自分の行動や考えを振り返る大切な時期です。一年間の善行や過ちについて内省し、感謝の気持ちを育てることで、新年を迎える準備をします。年末で慌ただしく寒い時期ですが新しい時代に向けての準備をいたしましょう。
令和6年12月25日
仏教者ビハーラの会
【会の沿革】
ビハーラ(Vihāra)は「仏教を背景としたターミナルケア施設」の呼称として昭和60年(1985年)に提唱したものである。なお、平成4年(1992年)5月、長岡西病院の開業とともに、同病院五階に22床でビハーラ病棟が開設され、仏堂のご本尊様として17世紀のビルマ国で作られたという釈迦菩薩をお迎え安置することができた。
仏教者ビハーラの会は、故人となられたが水谷幸正師、中村啓識師、橋本禅巌師、鷲見大應師、田宮宗英師、伊東有孝師、等々の県内外のご老師方の応援のもとに、木曽隆師、近藤龍弘師、草間法照師、等々が中心になり昭和62年(1987年)1月に、超宗派の仏教者約七十名を以て当初は「新潟県仏教者ビハーラの会」として発足した。
その後、飯田契道師や韓国のイ・チョンィル師などの尼僧様方々からもビハーラ病棟開設後にはお手伝いいただき、県内のみならず県外、海外、さらには一般の方々や医療関係者の皆様からご支援・ご協力のもとに、現在は「仏教者ビハーラの会」として今にいたっている。(文責:田宮仁)
注記:本ホームページの標題である「ビハーラ通信」の書は、本会の会友としてご協力いただいた元長岡赤十字病院看護部長、故金子ノリ氏が、当時の印刷物のために揮毫されたものを使用させていただいたものである。
【会名】
仏教者ビハーラの会
【設立】
昭和62年1月20日
【当HP公開日】
平成30年11月1日
【お問い合わせ先】
仏教者ビハーラの会 事務局
Fax 0258-27-2005
Mail viharanews@gmail.com